『チャーミーグリーン』の世界は実在するよ

1980年代前半を風靡した「チャーミーグリーン」のコマーシャルを覚えていますか?

ドイツに住んでいると、老夫婦が手をつないで、散歩していたり、買い物へ向かわれたりするのをよく見かけます。

すると、私の頭の中には、このコマーシャルソングが自動的に流れてきます。「チャーミーグリーン」の世界です!

当時、あのコマーシャルをみて、 私も歳をとったらこんなおじいちゃんとおばあちゃんカップルになりたい! と思った人たちはたくさんいたはずです。

ドイツでは、老夫婦の手つなぎ歩きが自然。心がほっこりします。

そんな世界をお伝えしたくて、今日はこのお話です。

「チャーミーグリーン」とは?

「チャーミーグリーン」とは、LION(ライオン株式会社)の台所用洗剤です。これです!

出典:LION製品情報

うたい文句は、「手肌にやさしく、油汚れに強い」。

商品の特長は以下のとおり。

・プラスチックについた、しつこい油汚れも、ガラス食器のくもりも、一度洗いでスッキリ落とします。

・手肌にやさしい、植物生まれの洗剤成分を配合しています。

・泡切れが早く、すすぎも簡単です。

出典:LION製品情報

最初は、「チャーミーグリーン」じゃなくて、「チャーミー」って名前で1973年に発売されていました。

そして、私が記憶している「チャーミーグリーン」が発売されたのは、1982年でした。今もLIONから販売されています。

ライムの香りです。香料成分を調べると、グレープフルーツ、レモン、ライム、オレンジのオイルが使われています。ライムだけじゃなかったんだね。知らなかったよ。

液体洗剤の色は、薄い緑色。当然か。ライムは緑色だからね。

私がこの製品を知ったのは、店頭じゃなくて、テレビのコマーシャルから。

このコマーシャル、一般の方もコマーシャルに参加できたんですよ。 参加されたご夫婦さんたち、今はもう60歳は超えているなぁ

「チャーミーグリーン」のコマーシャルってどんなの?

私が語るより見るほうが早いと思って、YouTubeでチェックしたら、ありました(パチパチパチ♪)

おじいちゃんが、「うちもチャーミーにしょうや。」っていうと、おばあちゃんが、「はい。」って応えるのね。かわいいでしょ。

別バージョンのメロディのもあるのですが、私の頭の中に流れるのはこっちの方です。

そして、このメロディが私の頭の中に流れるとスキップもしたくなります。なりませんか?

ただ、子供のころ、自然にできていたスキップなのに、今、しようとするとたいへんぎこちないんです。ははは、は~

このコマーシャルソングは、あの嶋大輔さんの「チャーミーダンス」なのです! 私は、このことをずっと後で知ったのですが、これもYouTubeにありました。

嶋大輔さんも私と同世代。懐かしすぎです! 時代を感じますね。80年代はいいわぁ

「チャーミーグリーン」を使わなくても手をつなごう

ドイツにいると、手をつないだり、腕をくんだりしているカップルを良くみかけます。老若男女問わず、です。

ドイツは夏が短いので、ちょっとでも天気が良いと散歩したくなります。ドイツ人はとても散歩好きです。

平日に私が散歩すると、若い方はお仕事なので、すれ違う方は歳の多い方が多いのですが、そのカップルの多くは、手をつないでいたり、腕を組んでいたり。さすがにスキップはしてないけど(笑)

それから、愛情表現も豊かだから、ほっぺにチュ!もよく見かけます。いいやね。

そういえば、前回、私が帰国したとき、両親と一緒に、実家の近所のレストランに行ったんですよ。

そしたら、帰り道、私の前を歩く父と母が腕を組んで歩いていて、それは本当に嬉しかったです。びっくり&ほっこりでした。

実は、私の両親も今の歳になるまで、人生いろいろだったのです。いつも、いつも仲良しってわけじゃなかったけど、今は、心の奥では、信頼しあっているっていうか、支えあっているのねって思えて。

私の夫も散歩するときや買い物に行くとき、手をつなぐのが大好きです。私も最初はなれなかったけど、そうしていると喧嘩した後でも、まぁ、いいかって思えてくるときもあるから不思議です。

で、「チャーミーグリーン」のメロディが私の頭の中に流れてくるわけです。

だから、みんなも恥ずかしがらずに一度手をつないで歩いてみて!

50代だからとか世代は関係ないから。ねっ、やってみてね。

終わりに

私はドイツにいて、「チャーミーグリーン」の世界に遭遇できることがとても嬉しいのです。

あのテレビコマーシャルから既に40年弱が経ちました。私の記憶にはこのテレビコマーシャルは今も鮮明だし、今回、ここで紹介できてよかったです。

同年代のみなさん、懐かしいかったなぁって思ってもらえましたか?

懐かしむだけじゃなくて、たまにはパートナーと手をつないで散歩してね。