新型コロナウイルス感染が広がる前、私はドイツでマスクをしている人を一度も見たことはありませんでした。
コロナ感染が広まってから、スーパーに行けば、手袋やマスクをする人を見かけるようになりました。それでもまだとても少ない。
すでに多くのドイツの州ではマスクの義務化となっているのですが、ついに私の住むドイツの州でも来週からコロナ対策の一環としてマスク着用の義務化が決まりました。
ドイツもマスクはすでに品切れ状態ですから、我が家でもマスクを作ることになりました。今日はマスクの作り方と我が家のマスクの完成品を紹介します。まだ、作ってないなら、参考にして下さいね。
補足)2020年4月23日現在
- この記事、昨日書いたのですが、先ほどドイツのすべての州が、マスク着用の義務化となりました。
- ドイツ16州すべてで公共交通機関を利用時は要マスクということです。なぜかよく分からないのですが、買い物の際のマスクの義務化はない州(ベルリン州とか)ある模様。
ドイツのマスクの義務化について
今まで、ドイツ政府は国民に対して、着用を推進していました。一部の州ではマスクの着用をすでに義務化しています。この義務化は州や市が各自で判断し、行っています。
マスク着用に関してのルールは州や市により規則が異なるのですが、大まかにいうと人が集まるところでは着用の義務があります。スーパーとか本屋とか。
私の住む州は、今まで義務化ではなく、マスクを使うか否かは、個人の判断でした。しかし、ついに、私の住む州も来週からマスク着用が義務付けられることになったわけです。
コロナ対策用のマスクの作り方
その話を義母から知ったドイツ人の夫は、「私にどうするの?」と聞いてきました。ドイツでも既に3月にはマスクは店頭から消えていました。というか、私、ドイツ人がマスクを着けているのを見たことがないので、マスクってドイツで売ってたのかぁと思いました。
売ってないなら作るしかないわけで、さっそくYouTubeをチェックしました。ズボラな私が選んだのは、簡単でシンプルなマスクの作り方。あまりにたくさんのマスクの作り方の投稿があってびっくりしました。
それから、ハンカチを使ったマスクの作り方も紹介されていました。これってステキ。ミシンがないとか裁縫が苦手でもマスクを作れます。
ということで、私が採用したマスクの作り方とハンカチで作るマスクの作り方を紹介します。
ミシンを使ったマスクの作り方【わが家で採用】
私が参考にさせていただいたのはこちらです。
ミシンがあれば本当に簡単。採用決定!でした。どれがよいか悩んでいる時間ももったいないのでこれでよいでしょな感じです。
ハンカチを使った縫わないマスクの作り方【簡単】
ミシンがなかったり、裁縫が苦手な人向きのはこちら。
私だったら、むしろわざわざ縫ったマスクよりこれでよいけどな感じなんですけど。洗うのもハンカチだから楽だし、マスクが必要なくなったら、ハンカチとしてまた普通に使えますしねぇ
ドイツ人のマスクに対する意識【コロナ感染拡大前】
ところで、本題の前に、日本では、どんなときマスクをしているのでしょうか?
- 風邪を自分がひいたとき/感染防止(風邪を周りの人に移さないため)
- 周りに風邪の人がいるとき/予防対策(風邪を周りの人から移されたくないから)
- 花粉症やアレルギーがあるとき
- 化粧するのを忘れたとき
- なんとなく習慣
こんな感じでしょうか。日本って結構理由がなくてもマスクしている人って多いと思います。何を言いたいのかというと、日本では『マスク着用は普通』ってこと。していても目立たないですよね。
でもね、ドイツ人(ドイツに住んでいる人たち)は、風邪をひいている人でも、咳やくしゃみしながらガンガン大声で話しかけてきます。
話しかけられた人も全然気にせず、近くにいるし、風邪を移されたくないのかなぁと思ってしまう。そうじゃない人もいると思いますよ。あくまでも私の経験談ということでお聞きくださいませ。
自己主張をするドイツ人が、『この人の風邪、こんなに近くにいたら移るかもしれない。』と思っていたら、離れていくか、注意するはず。だから、移らないと思っているか、うつってもよいと思っているのか。はたまた、自分の免疫力は最強と思っているとか。
私は、ドイツで風邪をひいている人に遭遇すると、さすがに逃げたり、近づくなとは言えないんですけど(建前が抜けない日本人気質)んですけど、できるだけ早く話を終わらせるし、先に知っていたら、私からは近づきません。
話が外れてしまいましたね。本題に戻します。
もともとのマスクを使う理由は感染対策ですよね。これって、風邪だろうがインフルエンザだろうが新型コロナウイルスだろうか同じです。
『自分が感染しているかもしれないから、人に移さないように』
『もしかしたら、感染している人が周りにいるかもしれないから、移されないように』
新型コロナウイルスにはマスクは効果がないって話も聞くけど、マスクを見ることでお互い気を付けようという効果は確実に上がります。
そんなんだから、コロナの感染拡大前のドイツではマスクなんてする気はまったくないようでした。
今はドイツにコロナ前の雰囲気はありません。マスクに手袋している人を見かけるようになりました。ときどき、私とすれ違う人が私を避けて湾曲して歩きすぎます。
マスクは感染を抑えることが確実ではないにせよ、マスクの義務化。これで私の気も少しは収まります。
マスクに対するドイツ人夫の反応
私の住む州でのマスクの義務化を知ったドイツ人夫の反応といえば? 今までマスクを着用していませんでしたが、今は着用する気マンマンです。
私はドイツで新型コロナウイルスが流行してすぐにマスクを着けたかったのですが、そのとき、ヨーロッパでは、アジア人非難や差別がニュースになっていました。ニューヨークに住む日本人の方からアジア人差別があるので外を歩けないと聞きました。
故に、夫曰く、「マスクをアジア人が着けて歩くと目立つから、逆に危ない。」と。夫に私は心配されていました。
そんな中、来週からのマスクの義務化。周り中がマスクをしてくれるわけで、これで、私も安心して心おきなくマスクを着けられます。
今のドイツではマスクの義務化は適切な判断だと私は思っています。なんでドイツ全土で義務化しないのかが分からない。
私の作ったマスクはこんな感じ
来週から活躍してくれるに違いない私の作ったマスクはこちら。
せっかくだから、日本柄にしてみました。数年前にダイソーで買った布があったことを思い出したのです。富士山柄は夫用、桃色の花柄は義母用です。
夫に代わってマスクを着けてもらいました👇
こんなときだからこそ、私がお役に立てることがドイツであってよかったです。
終わりに
今回は、マスクの作り方と私もマスクを作ってみたよ!でした。
とはいえ、マスク作った、マスクをしているからって安心しちゃダメですよね。ステイ・ホームとソーシャル・ディスタンス。手洗いとうがい。守って行きましょう。
全世界が新型コロナウイルスで日常が一変してしまっているけれど、マスクがなくなって、それでも、皆さん、工夫してこの大変なときを乗り越えようとしていることがYouTobeで『マスク 作り方』で検索してよく分かりました。
ありがとうございました。一緒に乗り越えましょうね。