こんにちは。ソラです。
日本では、ゴールデン・ウイークが終っちゃいましたね。今年、2020年はコロナの影響で外出自粛だったから、せっかくのお休みなのに残念でしたね。
祝日といえば、日本は、みどりの日や海の日や山の日など自然由来の祝日とかもありますよね。
私自身、日本の祝日を数えたり、確認したりすることがなくて、休んでいるのに、「今日は、なんの祝日なんだっけ?」ってことがしばしばでした。
ところで、ドイツの祝日ってどんな感じ?
今まで深く考えたことがなかったので、ドイツの祝日を調べてみました。
そうしましたら、ドイツの祝日は日本の半分だったんですよ。言い換えると、日本の祝日はドイツの2倍!
そんなわけで、今回は、ドイツと日本の祝日から始まり、ドイツと日本の休暇の取り方まで、お話していきます。
お付き合いいただけると嬉しいです。
日本の祝日を数えてみよう!
日本の祝日を改めて確認してみました。表にするとこんな感じ。
なんと休日は16日でした。週末の土日以外に16日って多い気がしてしまいました。
祝日の理由も色々。バライティにとんでいますね。
日本って祝日が週末になると振替休日(2020年は2日)になるので、週末に祝日が重なっても休日が減ることがなくていいですよね。
毎年16日。
ドイツの祝日を数えてみよう!
一方、ドイツの祝日を数えてみました。表にするとこんな感じ。
日本の祝日と比べると表の短さからも一目瞭然。ドイツの祝日ってたった9日なんですよ。
しかも祝日の多くがキリスト教がらみですね。
復活祭はイースター(英語をカタカナ読みしたもの)のことです。復活祭は、十字架にかけられたイエスが復活したことを祝うお祭りです。
復活祭から39日後は、昇天祭。昇天祭は、イエスが天に登ったことを祝う、または、それを記念するキリスト教のお祭りです。
さらに、復活祭から50日後は、ペンテコステ(ラテン語に由来)。日本語では、精霊降臨祭といわれています。
イエスは復活して、昇天したわけですが、その後、集まっていたイエスの使徒たちに精霊が舞い降りました。その出来事のことで、それを記念して祝うキリスト教のお祭りです。
この表は2020年の祝日なのですが、ふたつの祝日(ドイツ統一記念日とクリスマスの翌日)が週末の土曜日に重なっています。
日本だと振替休日になるところですが、ドイツは、スルー。何も起こりません。ドイツには振替休日という制度が存在しないのからです。
今年、2020年は週末に重なった祝日2日が少なくなって7日の休日となります。
表で挙げた祝日はドイツ全土の祝日になるので、州によってはさらに祝日が追加されるんですけど、それが追加されても確実に日本の祝日の方が多いといえます。
ドイツと日本の祝日を比較して感じること
確かにドイツの祝日は日本の祝日の半分なんですけど、実質的に取得できる休暇は、圧倒的にドイツの方が日本より多いです。
何が言いたいかといいますと、休暇って、『週末+祝日+有給休暇』、この3つで構成さますよね。この休暇が日本はドイツに比較するとめちゃくちゃ少ないということです。
エクスペディア・ジャパンが調べた2018年の有給休暇国際比較調査でも私が感じていた結果になっていました。
上の図から分かるように、日本の有給休暇の支給日数が20日。ドイツの30日。両者を比較すると、日本はドイツに比べて有給休暇支給日数が10日少ないのです。
さらに、日本人は、その20日ある有休休暇支給日数のうち、半分の10日しか取得していません。
一方、ドイツはといえば、30日ある有休休暇支給日数を30日全部使い切ります。
この差はどこにあるかというと、ドイツは労働者に優しいお国柄だからです。労働条件を守らない雇用者(雇い主)は厳しく罰せられます。
故に、労働時間は週40時間、有休休暇は必ず取得することを徹底しています。雇用者も被雇用者(雇われている方)もそれをちゃんと理解しています。
さらに、びっくりなのがこれ。
エクスぺディア・ジャパンは、「休み不足」と感じている人の割合と取得日数の相関も調査しています。
日本人って奥ゆかし凄すぎ。有休休暇20日あるのに50%である10日しか取得していないのに、不満度(休み不足)は53%なんですよ。
この相関図にドイツはないので残念ですが、ドイツのお隣の国、フランスを見てください。
フランスでは、30日の有給休暇を30日全部取得しているにも関わらず、不満度(休み不足)は64%って、どんだけ休みたいんだよっ!と突っ込みたいです!
私も日本で25年働いたので、よく分かります。職場の目を気にして有休休暇を取りにくかったり、長期休暇にしにくかったり。これについては、「大学はブラックなのか検討してみた」でも触れています。
それでも私は毎年、海外を旅していました。この行為はかなりの異端児だったと思います。仕事虫の私でしたが、旅は別。息抜きをしないと次なる活力は生まれませんから。
『週末+祝日16日+有給休暇』で、楽しむことも大事ですよ。
もっと休んでいいのだ! 私はこれが言いたかったのでした。
終わりに
いかがでしたか。
日本は祝日がドイツの2倍とは!私が調べる前に想像していた以上でした。
『祝日がドイツの2倍もある日本。せっかく16日もあるのだから、有休休暇も使って遠慮せずに長期休暇を取ろう!』
今は、コロナの影響で旅行は控えなければいけないけれど、コロナが終わったらどこへ行こうかなぁ?とワクワクしながら、旅できる未来を待ちましょう。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
では、また。ソラでした。