健康で長生きする秘訣5つ【80歳の父と75歳の母から学ぶこと】

私はアラ還になっております。私が子供の頃、50代っておばあちゃんの領域だった。けれど、今は人生100年といわれる時代。私の人生はやっとこさ半分ともいえるわけです。

健康に歳を重ねていきたいものですね。

そう感じたとき、「健康」と「老後」でネットサーフィンするのですが、どれから始めたら…。

思えば、よいお手本が私の身近にありました。

私の父と母は日本で元気に過ごしています。父は80歳、母は75歳です。前回、私が実家に帰省したとき、ふたりを見ていると私より活発なのでは⁉と思うくらいに動いています。

そんな父と母の行動を見て、『あぁ~ だから、元気なんだ。』と感じることを今回は紹介します。

健康で長生きの秘訣1)毎日同じ生活のリズムと睡眠8時間30分

すでに定年退職している父と母は『毎日が日曜日』とよく言っています。特別なことがない限り、毎日同じ生活のリズムを保っています。

80歳の父と75歳の母の日常と日課はざっくりこんな感じです。

赤字のところは、父と母が一緒にいる時間です。ふたり一緒にすることを決めておくとその時間は毎日動かないので大まかな生活のリズムが自然と決まります

自由時間はそれぞれ好きなことをしています。父も母も自分のしたいことがあり好きにしてますね。

また、ふたりとも交友関係が多いので、父は家にいるけど母はいないとか、逆のパターンとかも結構あります。もちろん、一緒に同じところへも。

いつも一緒に家の中だと生活リズムは整ってもお互いストレスたまりそうですよね。

一緒にいる時間とそれぞれ好きなことをする時間のバランスが大事なのです。これが生活のリズムをキープしつつ、生活にメリハリを付けている。よい効果を発揮していると感じます。

また、父は早寝早起き、母は朝方に深く寝るタイプなので、起床と就寝に1時間半のずれはありますが、ふたりとも眠っている時間は8時間30分と同じです。

父と母から学ぶ!

『健康で長生きする秘訣は、毎日同じ生活のリズム睡眠8時間30分にある。』

ここからは、おまけです。もう少しふたりの日課を詳しく書きますが、お忙しい方は次の見出しまで読み飛ばしてくださいね。

は朝7時から動き出すのですが、6時からケーブルテレビの時代劇を見ています。

起きてからのの最初の日課は、7時から30分間、町内を早歩きします。その後は『見守りパトロール』という名の小学生と中学生の登校を見守るというボランティア活動に参加しています。

が家を出るころに起きて、最初に洗濯機を回します。その後は朝ごはんの準備。

朝ごはんを作り終えるころにが家に戻ってきます。NHKの朝ドラが始まる時間です。それを見ながらは一緒に朝ごはんを食べます。

お昼ごはんを作るのはの担当です。麺類が多いですね。

自由時間ですが、は、季節の変わり目に庭の木の選定をしたり、草むしりをしたり。それから、町内の人たちと野菜を近所で育てているので、そこへ出掛けたりしていますね。

家にいるときは、ひとりマージャンをしたり、株価を新聞でチェックしたり、時代劇を見たり(ときどき寝ちゃっているけど)しています。

は洋裁が特技かつ一番の趣味なので、時間があれば着物をリメイクしていす。それから、ご近所からよく野菜を頂くので、それを使った作り置きのおかずを作っています。

そして、夕ごはん。夕ごはんが済んだら、が洗い物をして、がなべや食器をふいてから棚に片付けます。生ゴミの後始末やシンクの掃除もがしています。

入浴ですが、は夕ごはんの先に、は夕ごはんを食べてから。はスズメの行水だけど、は1時間くらいかけてのんびり湯につかりたいそうです。

そして、が入浴する時間に、は「先に休むね。おやすみ。」と言って、寝室へ去って行きます。

は入浴が終わってから、髪の毛を乾かしたり、肌のお手入れをしたりした後、休んでいます。

父と母の日常と日課を読んでいただきありがとうございました。

健康で長生きの秘訣2)毎日5000歩

私の父は、毎朝30分、近所を早歩きします。後で歩く分も合わせてトータル1日5000歩です。

歩いている途中でご近所さんに会うこともあって、そうすると話す時間分、歩く時間が減りますよね。その分は別の時間に追加して歩いてとにかく毎日5000歩以上歩く。

万歩計を持っていて5000歩になっているか毎日確認。だらだら歩くのではなく早歩きです。

とはいえ、天気の悪い日もあります。雨の日や雪の日はどうするの?って思いませんか。

外を歩けない日は、なんと!家の中で廊下を行ったり来たりしています(笑) 最初、私がこの光景を見たときは、「父は何をしているんだ!?」とびっくりしましたが。

私の実家は海がとても近いので、散歩コースには最適です。海沿いを歩いてみたり、小高い丘の上には神社があるのでそこまで行ってみたり。

母は運転免許を持っていないし、自転車にも乗れません。それで、どこへ行くにも歩きです。1時間ほどなら平気で歩いています。

実家から4㎞ほどの病院まで歩きで行って帰ってきたときはびっくりしました。私は車で行っちゃうのに。

父と母から学ぶ!

『健康で長生きする秘訣は、毎日5000歩にある。』

健康で長生きの秘訣3)水分をたくさん取る

実家に帰ると冷蔵庫の中には、液体だらけです。水、麦茶、緑茶、牛乳、アイスコーヒー(無糖)など。

朝起きて水を飲む。朝食と一緒に牛乳。日中は麦茶。温かい日本茶もよく飲んでいます。

夜寝るときもベッドの横に水の入ったペットボトル2本(約700mL)。朝には飲み干しいます。

毎日、トータル2リットル以上の水分補給です。

水分をとれば、それだけ新陳代謝もよくなり、老廃物の排出されやすくなります。砂糖の入った飲料はダメですよ。

父と母から学ぶ!

『健康で長生きする秘訣は、水分をたくさん取ることにある。』

健康で長生きの秘訣4)食事の内容に気を配る

毎日同じ生活のリズムが健康維持には大事と先にお話しました。三食を取る時間も毎日同じ時間です。

これに加えて、父と母は毎日食べているものがあります。

朝食

トースト1枚+バター+ジャム)、目玉焼きミニサラダフルーツ、牛乳

トースト1枚+バター)、目玉焼きミニサラダフルーツ、ヨーグルト(無糖)+レーズン

毎朝、食事内容は同じです。父と母の食べているものはほとんど同じです(赤字は父も母も食べているもの)。

母は牛乳が飲めないので、ヨーグルトで代用。レーズンと一緒に食べています。レーズンを食べているのは鉄分不足にならないためです。

これを知った私は、バランスが取れているなぁって思いました。

炭水化物も食べ過ぎていない。タンパク質(目玉焼き)、ミネラルやビタミン(フルーツ)、カルシウム(牛乳あるいはヨーグルト)をちゃんと取っている

これを見習って、我が家でも最近は同じような朝食に変えました。おすすめです。

昼食

ほどんど麺類(蕎麦8割)

夕食

品数がとても多いですね。

主食は主に魚介類。海辺の町なので新鮮な魚が簡単に手に入ります。そして、ときどき豚カツかチキンカツ。突然中華(餃子、シュウマイ、麻婆豆腐みたいな)。

毎夕食、新しい品ばかりではなくて、半分くらいは常備食。作り置きです。母がご近所さんからもらった野菜や魚で日中に作った料理です。

この作り置きもバリエーションがたくさんあるので飽きることはありません。

品数が多いってことは、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維など必然的にバランスよく摂取できるということですよね。

魚と野菜中心の夕食だから、脂っこいものは少ないですね。

そして、毎晩、ふたりとも発泡酒1缶を夕食と一緒に飲んでいます。父だけプラス日本酒熱燗1合(180mL)。だから、お酒は健康に悪いってことではないのです。もちろん、飲み過ぎはダメですよ。

毎晩、必ず食卓にあがるものがあります。

  • 父:豆腐1丁(一年中、冷やっこで食べています。)
  • 母:納豆1パック(ごはん140gと一緒に食べます。)

どっちも豆の加工品です。母は納豆が大好き。発酵食品で免疫力も上がると最近は人気の食品です。

しかし、父は納豆を食べられません。それで、豆腐というわけではなく、父はもともと豆腐が大好物。私が子供のときから、毎晩、酒の肴にしていました。

それから、妹家族や知人と外食もときどき。そんなときはそのとき食べたいものを食べて、お酒も普段よりは多めに飲んでいます。ときにはちょっと羽目を外す

いつも二人っきりで家だけで食事もつまらないし、人生殺風景。これも精神的なバランスを保つのに大切だと感じます。

父と母から学ぶ!

『健康で長生きする秘訣は、バランスのよい食事豆の加工品摂取にある。』

健康で長生きの秘訣5)毎日を忙しくする

ふたりともじっとしていません

父はとにかく世話好きです。それが近所では評判で、何かあるとご近所さんが父に相談に来ます。それを少しだけぶつぶつ言いながら、聞いて対応する父。頼られて嬉しいくせにね。

見回りパトロールのボランティアにも参加しています。田舎町で子供が少ないので、小中と9年間毎朝顔を合わせて、お互い超顔見知りです。

父と一緒に実家近辺を歩くと子供たちが父に話しかけてきます。もちろん父からも。こんなほっこりコミュニケーションも老化防止の一環と感じます。ありがとう、子供たち!

父は地域活動にももちろん参加。近所で行事があれば、必ず顔を出しています。出さないとお呼びがかかります。で、そそくさ出かけていくのです。

病院主催の月一の体操教室も、町内主催の月一のカラオケ教室(という名の宴会)も、楽しく参加しています。

人がたくさん集まれば、それぞれに意見も違ってもめることだってありますよね。父に私は聞きました。人付き合いでストレスたまらないの?

父曰く、全然。尊敬です。

母は地域のボランティア活動を活発にしています。趣味の洋裁を生かして、着物をリメイクしては売って、収益を市に寄付しています。

今は、新型コロナウイルスの影響でマスクが手に入りません。マスクが必要なときなので、着物のリフォームを一時停止して、布マスクを作っています(2020年4月29日現在)。

すでに300枚作ったとのことでした。父は母が作ったマスクのゴム通しをお手伝い。よいチームワークです。

このように、毎日、なんだかんだと予定がある父と母。ときにはふたり一緒にボランティア。ときには別々に趣味なこと。

一日中忙しいから、正しい疲れが夜にはやってきて寝つきもよくなります。ぼーっとテレビだけ見ていてはダメなんです。

私が実家にいると、私がぼーっとしている横でふたりとも心配になるほどよく動いています。

思うに、父と母の共通点は、社会貢献の精神なのではと。人の役に立つことに喜びを感じるみたいな。

社会貢献といっても父も母もそんな大きなことはしていません。自分ができる範囲での小さな手助け。町内のゴミ拾いとか地域パトロールとか高齢者施設訪問とか(父と母も良い感じで高齢者なのに)。

そうすると必然的に人と接する機会が増える。これは副産物だけど脳の活性化になっているわけです。

一日何かしら予定をいれて、忙しくする。それが誰かの役に立っていれば嬉しいことですよね。もちろん、疲れたときにはちゃんと休んでね!

父と母から学ぶ!

『健康で長生きする秘訣は、毎日を忙しくすることにある。』

終わりに

いかかでしたか。今回は私が父と母を見ていて、これが健康で長生きの秘訣と感じることを紹介しました。

もちろん、この5つだけが健康寿命を延ばす秘訣ではないです。私が健康で長生きのために参考にしたいことです。

参考にしていただけたら幸いです。