断捨離の本がベストセラーになっているのを知ると、みんなもものを捨てられないんだなぁっと思います。みんなも!そう私もだからです。捨てられなぁ~い!
でも、最近思うのですが、捨てたくないなら無理に捨てなくてもよくない?と感じています。
「50歳からの生前整理」や「50歳からの終活ノート」などの文字を目にすると、50代の私は、ちょっとちょっと早くないか?と。
断捨離しなきゃって思っているとストレスたまるよ。私はまだ断捨離なんてしないぞ!と。
そう思う私の心境をひも解いていきます。
断捨離とは
そもそも断捨離って、必要最小限のものだけ身の回りに置くってことですよね。
言葉の由来は以下のとおり。
断:入ってくるいらない物を断つ。
捨:家にずっとあるいらない物を捨てる。
離:物への執着から離れる。
出典:ウキペディア・断捨離
ヨガの行法である断行・捨行・離行を応用しているそう。へ~
なぜ、断捨離はよいこととされるのか?
しかし、なぜ、断捨離がもてはやされるのでしょう。考えてみました。
- 掃除に使う時間が減る
- ものを探す時間が省ける
- 今あるものを把握できる
- 無駄な買い物が減る
- 部屋を広く使える
- 部屋がきれいになる
いやぁ、メリットだらけですね。ひとつずつ、解説していきましょう。
掃除に使う時間が減る
ものが多いと掃除中にものを動かす回数が増えます。ものが重かったらさらにシンドイ。
ものが多いとコーナーも増えますねぇ コーナーが増えるとそこにほこりが集まるので、ほこりが目立つし、掃除もしにくいです。
ものが多いと掃除のときに時間がかかることは明らか。ものを動かさずなければ、ほこりが積もっていきます。
ものが少なければ掃除の時間は明らかに短縮できます。
ものを探す時間が省ける
たくさんものがあると、家の中のどこかにあるけど、どこにしまったっけ?がよく起こります。
仮に、しまったところを忘れたとしても、ものが少なければ、すぐに見つけられますが、ものが多いと捜索時間が数時間に及ぶこともあります。
今あるものを把握できる
ものが少ないと今あるものを把握できています。
外出のするとき、着る服で悩む手間も探す手間も省けます。料理するときもごちゃごちゃの引き出しの中から調理道具や食器を出す必要もありません。
無駄な買い物が減る
ものが少ないと、買い物先で、あれ、家にあったっけ? 私、これ、持ってたっけ? がなくなるので、無駄な買い物も減るわけで、無駄遣いしなくなるので、結果的にお金もたまります。ブラボー♪
部屋を広く使える
子育てするときに部屋が狭いと子供にストレスがたまると聞きます。これって大人も同じです。
広いところでのびのびすると気持ちがスッキリするのと同じで、部屋が広いと気持ちに余裕が生まれますよね。
部屋がきれいにみえる
部屋の印象が違います。きれいに見えるし、掃除しやすくなるので、見えるだけではなくて、実際きれいです。
花粉症の方とか確実に症状が和らぎますよね。健康上の効果もありです。
とまぁ、よいことだらけです。
私のまわりの断捨離状況を観察してみた結果
ところで、私の家族ってどうなの?と思い、検討してみました。
夫
断捨離マイスターです。ドイツ人は整理整頓好きとかいうでしょ。その典型だと思います。
夫の趣味は、読書と映画鑑賞なのです。本とDVDが宝物です。私がドイツに引っ越す前は、所有DVD約900本だったそうです。
でも、私のものをいれる棚がないからとDVD約800本捨てたそうです。私が好きな映画も捨てられていましたが。
「大好きな映画のDVDを大量に捨てて後悔がないのか?」と尋ねると、「本当に大切な映画だけのこせてよかった。」との返答が。THE ミニマリスト!
ちなみに、夫は服も数えられるほどしか持ってないです。
父
やたらと整理したがります。
実家に私のものがたくさん置いてあるのですが、父が要らないと思えば、「捨てていいか?」と私に聞いてきます。
先日、「アルバムを捨てようか?」と聞かれたので、それは、待ってくれと阻止したくらいです。
父は服も自分では買いません。母曰く、10年以上前の服をまだ着ているとか。どこかで見たことあるなぁと思ったら、甥っこが着てたお古です(ある意味、若作り)。
父はとにかくよく動く人なので、掃除(家の中、庭、キッチンのシンクに至るまで)してます。
ただ、自分の趣味なものはためる一方。まわりからは、「これ要らないよね。」と言われているようなものたち、実家に帰る度に増えています。
母
買いまくりのあげまくりキャラですね。しかし、保持量は変わらないのです。
つまり、新しいものを買うとそれを置くスペースが必要なので、使わないものは誰かにあげているみたいです。
私のものも実家に使わず置かれていたので、母は私の服を知り合いにざくざくプレゼントしました。
私としては、自分ができない断捨離をしてくれた母に感謝すべきなのですが、あげてほしくないものも中にはあったので、複雑でした。
母はとにかくいさぎよくものを人にあげます。
妹
私と同じでものを捨てられない人です。両親が断捨離できるのに私たち姉妹はなんでできんのやろうと疑問です。
一例をあげると、妹の子供たちはすでに成人しているのにおもちゃが大量に実家にあります。要らなくなったものを実家に持ってきているのです。
それを実家の両親が見つけて、「要らないんじゃないの?」
妹は「勝手に捨てないで。」
このやりとり、早10年以上のようです。
妹と私のもので実家は侵略されております。。。
私の捨てられないものベスト5
私は捨てられない人です。特に、捨てられないものは以下の5つ。
- 本(漫画含)/ 定年退職後、個人図書館を開こうと思っていた。
- 衣類 / ファッションコーディネート考が趣味なので捨てられない。
- ポストカード / ステキって思うとつい買ってしまい、たまりまくり。
- 写真 / 思い出ですから。
- 手紙 / ありがたいですから。
でも、今、実家におきっぱなしのものばかりで、確かに、大切だけど使わないものではあるのです。
本は読みたいときに読めるわけでもないし、服も着たいときに着られるわけでもない。集めたポストカードも写真も見られないし、手紙もきっと一生読み返さない可能性大。でも、捨てられない。
これら断捨離できる、できないは性格が関与していますね。
妹も私も勿体ながり屋だし、せこいし、100均とか大好きです。で、使わないものも大量にある。
一方、両親や夫はほしいものを決めたら、考慮して高くても買って長く大切に使っています。そして使わなくなったら、あげるとか捨てるとか。
ちなみに、ドイツは街のいろいろなところにリサイクルボックスがあって、不要な衣類を回収しています。
断捨離のすすめがもてはやされるのは、自分の暮らしが軽くなることもあるけど、もしものときに残された人に迷惑を掛けないということもあるのでしょう。
で、私が導き出した結論とは!
もしものときに遺族に迷惑は掛けたくないから、遺産整理のためのお金を残そう!でした。
でも、お金で解決するのはいただけないです。
これだけだとちょっと無責任なので、今、私のガラクタを預かってくれている両親に感謝しつつ、引き続き、断捨離については考えていきたいと思います。
終わりに
断捨離できないのは、私のものに対する執着と決断力のなさなのね。
私はまだまだ執着は捨てられないし、迷い人。執着を捨てるとラクに生きられるとか、人生、短いから即決しようとか聞くけど、や~無理だわ。
そんなに簡単に性格は変わらない。まだまだ修行が必要やね。
今の私は、断捨離しなきゃがストレスなので、しばし放置させていだたきます。悟れるかな、合掌。