【無職のメリット】無職にメリットなんてあるの? 無職の私が語ります

こんにちは。ソラです。

日本で勤続25年。その後、ドイツ移住。日本茶屋をオープンするも体調を壊し、閉店。現在、無職のソラです。

そもそも日本にいたときは、苦労して手に入れた大学教員の座。定年まで働く!と誓っていたのですが、いやいや人生何が起こるか分かりません。

って、起こしたのは私自身なんですけど。

無職って次の仕事が見つかるまでの期間は収入がないから、貯金は減っていくばかり。メンタルが不安定になってきます。

それ以外にも、私は外に出て、人と触れ合いながら仕事をしたい人なので、家の中にいるのがストレスだったりします。

というわけで、無職という状態は想像以上にきついです。追い詰められます。

故に、無職といえば、デメリットしか浮かばなさそうですが、とはいえ、前向きに考えてみると無職にもメリットは見えてきます。

今回は、まさに今、私が経験している無職で感じるメリットについて、すでに無職歴3年(短期アルバイトは除く)のソラがお話します。

お付き合いいただけると嬉しいです。

無職のメリット① 便秘が解消した

これは、無職になって一番実感したことです。便秘解消~!

2020年1月からドイツ語を習いに語学学校へ通い始めた私です(2020年5月14日現在、語学学校は休校中)。

それまでは、朝から晩までほとんど家にいました。今もコロナウイルスの影響で自粛中なので、一日中家にいます。

だから、便をもよおしたとき、速攻トイレに行って用を足せます。

日本にいたときは、朝起きて、家のことを済ませて、車で出勤。職場についたら、即、学生指導やら講義やら。

朝起きた瞬間から一日の予定が頭の中を埋め尽くします。

それがストレスになっていたのか、朝、家を出る前に便をもよおす気配すらないのです。

そのせいで、お腹が張っている状態が2、3日続くこともありました。病院へ行ったこともあります。

結局、天然素材の便秘薬をほぼ毎晩使うようになり、そのおかげで朝、出掛ける前に便をもよおすようにはなったのですが、天然とはいえ薬は薬。

食事や生活のリズムを整えて便秘解消した方がよいに決まっています。

分かっていたけど、薬に頼る日々が既に20年。薬に使ったお金もかなりの金額でした。

それが、ドイツに移住して無職になったら、朝、慌てて家を出る必要がなくなったので、毎日ちゃんと出るではありませんか。

日本にいて仕事していたときは、次々と予定が入っているからトイレに行けないよ!と脳が身体に指令を出していたかのようです。

正直、私は便秘症って思い込んでいましたので、今、毎朝、すっきりなのにびっくりしています。

便秘が解消できたのは、身体にとっては朗報です。健康あっての人生ですものね。

無職のメリット② 家族の大切さがわかった

日本にいて仕事虫のときは、実家にもろくに帰らず、両親に電話もせず。

でも、今は家族にメールやLINEでメッセージや電話でマメに連絡をしています。これって、無職で時間があるからですよね。

私が仕事虫なことを知っている家族だけに、今も私の無職の状態をたいそう心配してくれています。

もちろん、職があろうとなかろうと私のことを気にしてくれているのは分かっています。

かつて妹は私に言いました。「どんな姉でも嫌いにならんよ。」と。ありがたかったです。

かつて両親は私に言いました。「たったふたりの姉妹なんだから、ずっと仲良くね。」と。

私が家族の愛情を感じられるのは、無職になったことからだけでなく、自分自身が歳をとった、今、ドイツにいて家族と離れていることなど、複数の要因がからんでいるとは思います。

でも、身体を壊して、仕事をなくして、ドイツにいる私を気遣ってくれる日本にいる両親や妹に本当に感謝できるようになりました。

家族の大切さがわかったのは無職になって時間ができたからだと実感しています。

無職のメリット③ 過去を振り返る時間ができた

仕事虫だったときは、仕事が終わって家に帰ると夕飯を食べて寝るだけのような生活でした。

朝は起きたなりから、頭の中で本日の仕事の予定を組み立てる。そんな毎日でした。

だから、自分がそれまでの生き方に疑問があっても、本当は変えたいと思っていても、心の奥にしまい込んでスルーしていました。

もっと早く自分を見つめなおしていたら、もっと早く行動に移せてもっと早く変えられていたこともあったのにと後悔していることもあります。

今、立ち止まって過去を振り返る時間があるから、自分がしたことへの後悔に向き合えました。

もし、この時間はなかったら、定年退職して時間ができたときに思ったことでしょう。それでは時間が遅すぎます。

今、ここで、過去を振り返ることができてよかったと思っています。

無職のメリット④ 未知の世界に足を踏み入れることができた

仕事虫だった私は、仕事に関連すること以外は目に入っていませんでした。

仕事で使うWord, Excel, PowerPointは使えても、facebook, LINE, twitter, InstagramなどSNSをほとんど知りませんでした。

Youtubeも見たことがありませんでした。今は見まくっています。

実は、ブログを始める前まで、SNSとSMSの区別もつかず…

それから、このブログで使っているWordpressという名前すら知りませんでした。

知らないことだらけでした。

今もまだまだたくさん知らないことがあります。ただ、無職になって、新しいことを始める時間ができて、LINEを使って両親と連絡も簡単にとれるようになったし、ブログも始められた。

無職の恩恵です。

無職のメリット⑤ 将来について考える時間をもつことができた

人生100年とすると、私の人生はすでに折り返しをました。

今、残りの人生についてどう生きるかを考えることができるのは無職になって時間があるからだと思います。

無職になったから、語学学校へ行こうと決めたし、ブログを始めようと決めた。これって、すべてが将来につながることです。

無職のメリット⑥ 新しいことに挑戦できる

私はそもそもたくさんのことを同時にできません。

2020年はドイツ語習得とブログを続けることと決めました。

ドイツ語が話せるようになれば、ドイツでできることの幅が広がる。ブログを書いていれば、世界が広がる。

夢物語のようですかね。でも、そう思うと成長した自分が楽しみというか。

私が日本で大学教員を定年退職までしていたら、もしかしたら大学内で少しは偉くなっていたかもしれないけれど、世界を広げることはできなかったでしょう。

新しいことに挑戦できるのも無職になって時間があるからなのです。

終わりに

いかがでしたか。

無職って本当に精神を追い詰めますよね。でも、今はじたばたしても始まらないのが事実。

今はジャンプ前の溜めだと思って、できること(私の場合はドイツ語とブログ)を地道に継続するしかありません。

悪いことにも必ずよいことはあるはず。最近はそう思えるようになってきました。

一緒に空を見上げて歩いていきましょうね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

では、また。